こんにちは!naoko(@Nko_Life)です!
産後クライシスという言葉聞いたことがありますか?
「産後クライシス」とは、出産後数年の間に急激に夫婦仲が悪化する現象のことで、2012年にNHKの情報提供番組である「あさイチ」の中で提唱され、社会的に広がった言葉です。
出典:https://www.adire.jp/lega-life-lab/postpartum-crisis325/
出産を機に夫婦仲が悪化する『産後クライシス』が起きる可能性は、どんなに仲良い夫婦でも起こりえることです。
実際に私自身も経験があり、特に夫が何かをしたというわけではなく、それは突然訪れました。
✅ 産後クライシスが起きたときの妻側の心境
✅ 産後クライシスが起きたときの夫側の心境
✅ 産後クライシスの解決方法
産後クライシスは突然に
妻の心境
産後クライシスが起こる原因として言われているのが、『育児への不安な気持ち』『ホルモンバランスの変化』『育児疲れによる体調不良』などがあります。
産後クライシスなんて言葉は自分には無縁だと思っていた私ですが、1人目を出産してから、慣れない育児に手一杯で、睡眠不足も相まって精神的に不安定でした。
夫は、仕事をしながらも帰宅すると育児や家事をしてくれて、休んでていいよと言ってくれる優しい夫ですが、それでも、突然夫に対して嫌な感情が生まれてしまい、『子供を触らないでほしい』と強く思うようになってしまいました。
そう思ってしまうと、いくら育児や家事をやってくれると言っても『子供に触らないでほしい』という気持ちから、ずっと子供を抱き続け、家事をやっても完璧でないと責めるようになってしまいました。
一人になると冷静になる自分も居て、本当は感謝している気持ちや、やっぱり触ってほしくない気持ちなど、いろんな感情が入り混じって、まさに『頭の中がぐちゃぐちゃ』でした。
夫の心境
産後クライシスに限らず、女性がホルモンバランスの乱れによるイライラなどに対しては、男性は理解しがたい部分もあり、なぜ怒っているのか分からず、接し方に困ってしまうということもあります。
普段家事をしない夫が、皿洗いをしたら洗い残しがあってイライラしてしまう妻が居たとして、一生懸命、不慣れな家事をこなしても、やり方が違うと指摘されたり、『汚れがしっかり落ちていない』『たたみ方が違う』など文句を言われたら、気分が悪くなってしまうものです。
女性は『言わなくても分かってほしい』と思う人多くいますが、男性にはしっかりと伝えないと伝わらないことが多いように感じます。
妻を思い、慣れない家事をこなしている夫へは、『ありがとう』と感謝の言葉を述べましょう。
産後クライシスが起きたときはどうすればいい?
子育てについて
子育ての方針が夫婦の間で違いっていると、産後クライシスが起きた後、更に関係を悪化させることになります。
それでも、子育てに休みはありませんし、子供は育てなければなりませんので、いくらパートナーに嫌悪感を抱いていたとしても、両親として育てる義務はしっかりと果たすべきなのです。
自分の感情だけでなく、一旦冷静に考えて、必要最低限のコミュニケーションは取ることで、お互いに歩み寄る努力が必要です。
子供が生まれると四六時中お世話しっぱなし、子供中心の生活へと変わってしまいますので、妊娠中など夫婦でゆっくりと話せるときに、子育てについて話し合いをしておくことがベストでしょう。
ずっとは続かない
産後クライシスの原因には、いくつか可能性があるため、自分には何が一番の原因なのかがはっきり分かれば、すぐに解決できるかもしれません。
逆に、何が原因なのか分からない人こそ、『大好きだった夫に対してこんな感情が芽生えてしまった』と悲しい気持ちにもなってしまいます。
出産前は夫のことが大好きだったのに、突然、産後クライシスになってしまった人にこそ言いたいことは、『ずっとは続かない』ということ。
乳幼児の育児は本当に大変で、体力が削れて、精神的疲労も蓄積されます。
しかし、徐々にではありますが、赤ちゃんをお世話することにも慣れていくことで、精神的負担も軽減されていきます。
気持ちに余裕が無いときに、夫のことも考えている余裕はありません。
これは当たり前のことなので、辛くなった時には、『ずっとは続かない』『いつか終わること』と考えるようにして気持ちを落ち着かせましょう。
産後クライシスの解決方法とは?
相手に感謝の気持ちを持つ
心に余裕がなかったり、相手に対して嫌悪感などを持っていると、『私は育児を頑張っているのに』とか『私は寝ないでやっているのに』と自分本位で物事を考えてしまいがちです。
例え夫に対して話したくないという気持ちになってしまっていても、一旦自分の考えは置いて、やってくれたことに対して『ありがとう』という気持ちは持つようにしましょう。
イライラしていると赤ちゃんにもそのイライラは伝わってしまいますから、少しでも気持ちを穏やかに出来る状況であれば、それに越したことはないです。
相手の良いところを見る
夫婦の関係が悪くなると、つい相手の悪いところを見てしまいがちですが、悪いところ探しは普段からしていると癖になってしまいます。
良いところ探しが出来るようになると、感謝の気持ちも生まれやすくなりますし、自然と会話をする場面も増えていきます。
また、自分の行いと相手の行いを天秤にかけるようなことをすると、相手の良いところが見えても感謝の気持ちが持てなくなり、気持ちが荒むだけなのでやめましょう。
まとめ
✅ 夫が家事をしてくれた時は、素直に感謝する
✅ 自分と相手の行動を天秤にかけるような考え方をしない
女性は、妊娠を経て出産し、母として子供を守るという自覚を段階的に踏まえることができますが、男性は、産後初めて父として自覚を持つ人が多いと聞きます。
産後のスタート地点がそもそも違うわけですから、やはりお互いのコミュニケーションを図りながら、しっかりと話しをすることでお互いのズレを認識することが大切になってきます。
産後クライシスがきっかけで離婚してしまう夫婦もいるくらいですから、深刻な問題であることに変わりはありません。
ただ、経験者である私からすると、産後クライシスが起きている最中はまともな判断が出来たかと言うと、感情任せのことが多かったように感じます。
それこそ離婚したいという気持ちが無かったわけではありませんが、当時何故あんなに夫に対して気持ちが冷めていたのか、よく分かりません。
この記事が、同じように悩んでいる人が少しでも減るキッカケになればいいなと思います。
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