こんにちは!naoko(@Nko_Life)です。
育児休暇と聞くと、女性だけに関わる休暇であるとの認識だったのは、一昔前の話。
近年では、男性も育児休暇を取得する人が増えていることは確かですが、まだまだ少なく感じますし、理解を得られていない現状を感じています。
我が家も二人目を出産してから、夫にも育児休暇を約3か月取得してもらいましたが、会社での引継ぎや休暇に入る際の周知など、少し苦労した点がありました。
それでも、夫と共に3か月も育児をしたことは、とても助かりましたし、いい経験になりました。
今回は、我が家の育児休暇前に行ったこと、育児休暇中に行ったことをご紹介したいと思います。
✅ 育休前にやること&気を付けること
✅ 育休中にやるべきこと
✅ 男性が育児をするメリット
育児休暇とは?
育児・介護休業法により、定められているものであり、1歳に満たない子供と同居・養育する者は、育休を取得することが出来ます。
女性の場合、出産後8週間の産休を経てから、子が1歳になるまでの期間、育休を取得でき、男性の場合は、妻が出産後から育休を取得できるようになりますが、2週間前までに申請が必要となります。
2020年の時点で男性の育休取得率は、わずか12.65%という低い数字。
そもそも育児休業は男女問わず取得することが可能ですが、男性は職場の理解が得られなかったり、収入が減ることによる生活への影響を懸念して取らないという方もいるため、低い取得率になっています。
例え、育休を取得したとしても、取得期間5日未満は約3割を占めていることから、長期期間の休業がしにくい現状であることは確かだと思います。
育休前にやること&気を付けること
計画的に引継ぎをする
女性が産休に入る前は、既に仕事内容が軽減されていることがほとんどかと思いますが、男性の場合は、生まれるギリギリまで仕事を任されることもあります。
そのため、引継ぎは必ずしっかりと行うことはもちろんですが、出産予定日はあくまで予定日なので、それよりも早く出産を迎える可能性も十分あり得ます。
1人目の場合は、育休に入る時期を調整できますが、2人目となると、上の子の面倒を見なければいけませんので、引継ぎ途中で育休に入ってしまうことも考えられます。
余裕をもって引継ぎを行い、一人でも対応できるような形をとることが理想的と言えます。
夫の会社では、育休に入る時期を事前に連絡していたにも関わらず、上司がしっかりと聞いておらず、引継ぎ途中に別案件を入れたりして、計画通りに引継ぎが出来ていませんでした。
このように、他に仕事が入ってしまうことも無きにしも非ずなので、余裕あるスケジュールで引継ぎで出来そうであれば、早めに動くことをおすすめします。
初産は予定日を過ぎるとか、経産婦は早く生まれるなんて言う人もいますが、私は初産で予定日1週間前に出産、2人目は予定日超過でした。
出産に絶対はありません。
休業に入る予定日よりも前の出産になった場合や仕事中に陣痛がきてしまった場合など、様々な状況を予測して、突然休んでも迷惑が掛からないように備えと確認を行っておきましょう。
挨拶をする
引継ぎ担当してくれる職員への挨拶はもちろんですが、他の職員にも育休に入ることを直接伝えて挨拶をしておきましょう。
昔に比べると、男性も育休を取りやすくなったとは言え、やはり考え方が昔のままで、男性が育休を取ることに対して、よく思っていない人がいる場合も多くあります。
育休を取るということは、自分が担当していた仕事が他の職員へ割り振られるわけですから、お互い気持ちよく仕事をするためにも、挨拶をしておくことは重要になります。
ギリギリの挨拶だと、急に産気づいてしまった、なんてことにならないように、最低でも1ヶ月前から挨拶をしておくと丁寧な印象かと思います。
最終日には、菓子折りを持って行くのもありですね。
万が一に備えて
育休中に、トラブルが起きた場合の対処法や、何か聞きたいことがあったときに、直接電話で連絡を受けられる時間帯など、引継ぎ担当者へ伝えておくと、引継ぎ担当者も不安なく仕事が出来ます。
同じ仕事内容を複数名が担えるのであれば問題ありませんが、限られた人しか対応できない場合は、スムーズにトラブル対応できなくなる可能性もあるので、万が一に備えた行動をしておく方がベストです。
育休中にやるべきこと
家事・買い物・調理
産褥期のママは、体がボロボロ状態で育児をしています。
それに加え、定時の授乳対応により慢性的な睡眠不足になっているので、家事全般は基本的にパパが担当するようにするとママも体を休めることができます。
男性は大げさに聞こえるかもしれませんが、出産は交通事故に遭ったほどのダメージとも言われるくらい、立っていることもつらい状態です。
『洗濯機の使い方が分からない』
『何を購入したら分からない』
『料理をしたことがないから作れない』
そんなパパもいるかもしれませんが、ママも『分からない育児』を手探りでやっています。
子供がママのお腹に宿った瞬間からパパになったという自覚をもって、やったことがない主婦業もチャレンジしていきましょう。
私の場合、常に家に閉じこもりきりで気分が落ち込むので、気分転換に買い物に行くことが楽しみだったので、買い物だけは一緒に連れて行ってもらいました。
人によっては、ストレス発散に料理や掃除をする人もいますから、ママが気分転換できるような家事があれば、調子の良い時はお願いするのもありだと思います。
普段からお互いに声を掛け合って、コミュニケーションをとることが一番大事ですね。
入浴
育児の中でも個人的に大変だと感じていたのが、入浴でした。
まだ首も座っていないグニョングニョンな状態の赤ちゃんを片手で抱えつつ体を洗うことにかなり神経を使ったことを覚えています。
日中の抱っこに加え、入浴の対応で手首の腱鞘炎はなかなか治らずに居たので、入浴の対応をしてもらえたときは本当に助かりました。
寝かしつけ
育児の中でも断トツでつらいのが寝かしつけ。
時間をかけて腕の中で寝かしつけたのに、ベッドに置いた瞬間にパチっと目が開き大泣き。
また1からやり直して、寝かしつけに成功するまで数時間なんてこともよくありました。
ママじゃないと寝ない、ということもあると思いますが、それでもママだけしかできない状態は避けた方がいいです。
ママだけにしかできない育児は妊娠・出産だけであって、育児は男性も女性も関係なく行えるものです。
パパが寝かしつけを出来るようになると、ママの睡眠時間も増えますし、夜泣きの時期も協力して寝かしつけることが出来るので、ママの精神的負担軽減にもなります。
寝かしつけはママにしかできない、のではなくて、寝なくても寝かしつけないといけないと無理にでも対応しているだけです。(世の母は共感してくれるはず・・・)
男性が育児をするメリット
夫婦の関係性が良くなる
元々仲良しの夫婦であれば問題にはならないと考えがちですが、出産を機に『育児をしないパパ』を目の当たりにしてしまい、幻滅なんてことも・・・。
出産後の女性は身体的にも精神的にもボロボロで不安定な状態にあります。
そんな中、育児に非協力的なパパに気持ちが冷めてしまう『産後クライシス』が起こる可能性も十分あります。
ママと共に育児をすることで、お互いに育児の楽しさや辛さを共感でき、夫婦間の育児に対するズレも生じにくくなりますし、協力し合うことで夫婦の絆も深まります。
実際、我が家では1人目の時に、仕事優先でこちらから指示が無い限り育児に積極的とは言えず、私自身が夫のことが嫌になり、離婚を考えてしまいました。
子供が生まれる前は、かなり仲良しだったので、自分が産後クライシスになると思ってもいませんでした。
子供の成長を見守ることができる
子供の成長はとても早く、特に乳幼児は日々顔も変化していきます。
例え写真を撮っていたとしても、目に焼き付ける我が子の成長は、何にも代えがたい経験となります。
小学校、中学校へ行くようになると、友達と遊ぶ時間の方が圧倒的に増えますし、徐々に一人の人間として出来ることも増えることを考えると、やはり育児の時間はとても貴重です。
1日中、乳幼児の世話をするという経験をしたことがない夫は、今回の育休で『赤ちゃんてこんなに寝てるんだね』と不思議そうに話していました。
仕事が大切なパパもいると思いますが、子供の成長は『今』だけですからね。
主夫業のスキルが身に付く
主婦業という職業にしても良いと思うほど、主婦がこなしていることは大変です。
主婦は楽なんて言う人、たまに居ますが、掃除洗濯、調理に買い物、それを365日休みなく無給で家族のために動くなんて、ハッキリ言って楽ではありません。
毎日の献立を考えるのも大変ですし、掃除洗濯買い物だって肉体労働だと思っています。
一人暮らしを経験している男性でも、女性と同等に家事スキルが高い人はあまり居ないと思いますが、育休で家事も日課になると、徐々にスキルが上達していくので、将来的にママが居ない日でも、家のことも子供の世話も1人でこなせるようになります。
パパが1人で対応してくれることで、ママも安心して息抜きが出来ますし、子供からも頼りになるパパとして見られること間違いありません!
まとめ
✔ 育休中はママの負担を軽減できることをしよう!
✔ 男性が育児をすると、家庭円満と自信のスキルアップにつながる!
妊娠しても、男性が親であることを自覚するのは難しいことが多く、子供が生まれてから初めて父親になったと実感する人も多いようですが、実際は妊娠が発覚した時点から、もう立派な父親として歩き始めています。
子育てに不安を感じるママはとても多いですが、パパも積極的に育児をすることで、より良い環境で子育てをすることができます。
男性の育休に理解のない人もいるのは事実で、まだまだ取得率も低い日本ですが、将来的に男性の育休は当たり前になってくれたらいいなと感じます。
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